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【滋賀県】立命館守山高等学校・体育祭実行委員会
運動が得意な人も苦手な人も楽しめる体育祭
- 都道府県:滋賀県
- 学校名:立命館守山高等学校
- 活動団体名:生徒会執行部・体育祭実行委員会
- 活動期間:2024年1月~2024年12月
- メンバー数:コアメンバー約10名+執行部約60名+体育祭実行委員会(各クラス2名)
- 任命方式:実行委員長は信任選挙、副実行委員長は任命制、執行部は希望制
活動概要(背景・目的)
従来の体育祭は、運動が得意な生徒には楽しい一方で、苦手な生徒には参加しづらく楽しめない行事でした。また、生徒主体の学校運営が重視される中で、体育祭のあり方にも見直しの声が上がりました。
その結果、「運動が得意な人も苦手な人も楽しめる体育祭」を最上位目標とし、“見る”楽しさや多様な関わり方も含めた設計に改めました。加えて、安全面の課題にも取り組み、「安心・安全」を重視した運営を目指しました。
活動の特徴・工夫した点
- 学年全員リレーを廃止し、得意な生徒が活躍できる個別リレーに変更
- 団の象徴として旗(バックデコ)を制作し、生徒の個性を表現
- 観覧席の工夫により、見ても楽しめる体育祭に
- ルールの理由を丁寧に説明、部活部長からも呼びかけてもらうことで納得度を高めた
- 前日準備を「当日のためのリハーサル」と位置づけ、実践的に運営
- 生徒会長が全体を統括し、各担当者をプロフェッショナルとして信頼し分担
実現できたこと・できなかったこと
- 実現:
- ルール見直し、競技内容変更、団構成見直し、運営体制強化
- 幅広い生徒が関われる体育祭への転換
- 未実現:
- 全生徒の意見収集には至らず、運営決定への不信感が一部に発生
- 団長の負担が大きく、団の一体感が十分に醸成されなかった
学び
多くの声を反映することの難しさと大切さ、そして全員が安心して参加できる行事を設計することの意義を学びました。
組織体制と運営
- 体育祭実行委員長
- 体育祭服実行委員長:4名
- 体育祭コア:約5名
- 体育祭実行委員会:約80名
顧問との関係
評価:★★★★★(5点)
顧問との関係は非常に良好で、活動を制限することなく生徒の挑戦を全力で応援してくれました。月1回の学校執行部との話し合いもあり、要望を直接届けられる体制が整っていたため、適切なコミュニケーションが成立していたと考えています。
メンバーの声
「一人ひとりが楽しめるって、当たり前じゃない。でも、それを目指せたことが誇りです。」
備考
- 応募日:2025年5月1日
- 提出者名:水野皓太(ACTメンバー)
- 学校への公開同意:取得済
- 連絡先:office@act-jp.org