基本情報
・氏名:Angelina
・出身国:中国
・インタビュー形式:対面インタビュー
・掲載日:2025年10月5日

組織概要
・構成人数:約15人
・選挙方式:生徒による投票(履歴書の提出と面接、一般生徒の前での演説がある)
・活動予算:先生方・学校側に申請書を出し、同意書を得ることで活動費用を得ることができる
(予算はイベントなどで用いるギフトやイベントでの賞金用のもの、それぞれの大会ごとに使われる)
活動内容
・子供たちと触れ合う機会(本の読み聞かせや字を教えるなど)
・ボランティアについては使わなくなったものや飲食物を売る(利益の半分は子供の医療系を支援している団体などの慈善事業に回す)
・ボランティアは一般生徒と一緒に行うため、参加する生徒を探すことも仕事の一つ
・音楽ホール(500人収容)、屋内体育館、天文台などの施設を活用した文化祭・スポーツ大会・講演会などの企画。
特徴
この学校の生徒会では全員の理解度を大切にしているのが印象的だった。全員が同じ考えをしているか、理解しているかの確認を何度も行い、ポイントをまとめるということを常に行っていた。 これらは意志疎通のズレを未然に防ぎ、メンバーの主体性を高めるといった点において非常に重要な動きとなるだろう。

今後の展望
今後は、予算集めの方法をさらに多様化させ、より持続可能な活動基盤を築いていくことが大切。例えば、地域企業との協働やクラウドファンディングの活用など、新しい資金調達の仕組みを模索することが求められる。また、全員の理解と納得を得ながら進めるプロセスを引き続き大切にし、意思決定をより透明で参加型のものにしていきたい。
生徒会活動を通じて得たリーダーシップやコミュニケーション能力は、大学進学や留学にも大きく役立つということが伝わる。今後も、教育や社会貢献の分野で自分の力を活かし、より多くの人が安心して挑戦できる環境づくりに携わっていくことが期待される。
編集後記
今回の取材を通して生徒の主体性を最も感じた。予算集め、先生とのコミュニケーション、話し合いの進め方など常に生徒会に所属している生徒が意見を出して思考する様子が見られた。こうした経験は高校を卒業し、関わる人が増える中で多様な視点を取り入れながら物事を進めていく場面において非常に役立つだろう。また、他の学校にはあまり見られない多様なボランティアへの参加も印象的だった。一般生徒も交えてそこでしかできない体験をできる機会を他の学校でも増えていけばいいと感じた。