発行主体:ACT生徒自治活動アワード運営事務局(以下「事務局」という)
目的:本規約は、生徒自治活動アワード(以下「本アワード」という)の審査を、公平・透明かつ安全に運営するための共通ルールを定めるものである。
適用範囲:本アワードに関わるすべての審査員(後援団体の指名審査員、生徒会・委員会系団体に所属する高校生審査員を含む)および後援団体に適用する。 後援団体は本規約に同意し、自らが指名する審査員に本規約を遵守させる責務を負う。団体の種別(社団法人、NPO法人、企業、学生団体等)は問わない。
第1条(基本原則)
- 公開された審査基準に基づき、提出された本文・資料の内容のみをもって判断する。
- 匿名化は行わない。学校名・個人名が識別可能であることを前提とする。
- 審査時間の目安は合計1〜4時間とする(オンライン可)。研修は行わないが、読み方・記入例を備えた簡易ガイドを配布する。
第2条(審査方式)
- 複数名で採点し、全点を合算した総合点により順位・受賞を決める。
- 各審査員は、観点別点数と簡潔な理由(採点ログ)を記録し、事務局はこれを保管する。採点ログの個別原文は公開しない。
- 外れ値(極端な点数)は除外・補正しない。外れ値の有無・内容は公開しない。
- 後援団体賞は任意で各団体1枠まで設けることができる。総合賞と独立し、総合点・順位に影響を与えない。「該当なし」も可とする。
第3条(関与および利益相反)
- 許容する関与は、生徒自治活動そのものへの支援(コーチング、運営助言、場づくり等)に限る。応募文章・提出物の作成・添削・代筆等への関与は認めない。
- 審査員は、当該応募への活動支援の有無(関与の有無)を事務局へ自己申告する。
- 採点不可となる例:審査員本人の在籍校、出身校、家族(二親等以内)が在籍する学校、自身または家族(二親等以内)の勤務先学校に関する応募。
- 採点不可となる例:当該学校または当該プロジェクトと直接の経済的・組織的利害(スポンサー、継続的取引等)を有する場合。
- 採点不可となる例:応募文章・提出物の作成・添削・代筆等に関与した場合。
同一学校法人グループ又は強いネットワーク内の学校であることのみを理由として採点を禁止しない。
第4条(後援団体の遵守事項)
- 後援団体は、本規約に同意し、指名審査員に本規約を周知・遵守させる。
- 後援団体は、指名審査員の利益相反の有無を事前に確認し、自校・出身校・家族在籍校・勤務先学校に関する応募の採点を行わせてはならない。
- 後援団体は、当該団体が応募校・応募プロジェクトと直接の経済的・組織的利害を有する案件について、当該案件の採点を指名審査員に行わせてはならない。
- 審査期間中の直接連絡は禁止。応募者・学校への連絡は事務局経由で行う(SNS・DM含む)。
- 審査資料(文章・画像・動画・音声・提出物)を審査目的以外に保存・複製・共有・SNS投稿・外部サービスへアップロードしてはならない。
- 広報に際して「主催:ACT生徒自治活動アワード運営事務局/後援:貴団体」の区別を明確にし、「共催・主催・協賛」等の誤表記を行わない。
第5条(後援団体賞の運用)
- 後援団体賞は各団体1枠まで任意で設定できる。名称および選考方針は事前に提示する。
- 後援団体賞は総合賞と独立し、総合点・順位に影響を与えない。「該当なし」を可とする。
- 後援団体賞の選考においても、本規約(利益相反、連絡禁止、情報管理等)を遵守する。
第6条(連絡および行動)
- 審査期間中、応募者・学校への直接連絡を禁止する。連絡・照会は事務局経由で行う。SNSやDMも同様とする。
- 差別的・ハラスメント的言動、威圧的な指摘等を行ってはならない。
第7条(応募内容の公開と権利)
- 応募本文(テキスト)は原則公開。応募時の同意に基づき、事務局ウェブサイトに掲載する(公開範囲の選択がある場合はこれに従う)。
- 画像・動画・音声は、別途の同意がある場合に限り公開する。必要に応じて顔等にモザイク等の措置を施すことがある。
- 無断転載・再配布・二次利用は禁止(適法な引用の範囲を除く)。利用希望がある場合は事前に事務局の許可を要する。
第8条(守秘義務・情報管理)
- 非公開情報(採点ログ、審査過程のやりとり等)を第三者に開示してはならない。
- 端末・クラウド等の安全管理を行い、審査終了後は事務局の指示に従いデータを破棄又は返却する。
第9条(公表・クレジット)
- 審査員名は原則公表とする。非公表を希望する場合は事前に申請すること。
- 後援団体の名称・ロゴ等は、事務局の掲出基準に従い表示する。広報物での名称使用は「生徒自治活動アワード 後援」の範囲に限る。
第10条(禁止事項)
- 関与・利害の不申告、情報の無断共有・漏えい、差別・ハラスメント、著作権侵害を禁止する。
- 採点の妨害、採点ログの改ざん、審査目的外の二次利用を禁止する。
- 応募者に対する勧誘・取引提案・利益供与その他、公平性を損なう行為を禁止する。
- 後援団体が総合賞の結果に介入し、変更を迫る行為を禁止する。
第11条(違反時の措置)
- 事務局は、注意、担当案件の差替え、採点権限の停止・交代、審査員解除、将来の参加停止、必要に応じて法的措置等をとることができる。
- 後援団体による重大又は反復的な違反が認められる場合、後援の取り消し、ロゴ掲出の停止、後援団体賞の無効化、既発表結果の見直し又は再採点を行うことがある。
第12条(改定・準拠法・同意)
- 本規約は必要に応じて改定し、最新版を事務局ウェブサイトに掲示する。
- 本規約の準拠法は日本法とし、紛争は事務局所在地を管轄する裁判所を第一審の専属的合意管轄とする。
- 後援申込の完了をもって、後援団体は本規約に同意したものとみなす。指名審査員は、審査参加の申込時に本規約へ同意する。
発効日:2025年9月1日
以上