基本情報
・氏名:Magdalena
・出身国:チリ
・インタビュー形式:対面インタビュー
・掲載日:2025年9月17日

組織概要
・構成人数:20人程度(会長、副会長、書記、監査)
・選挙方式:一般生徒からの投票
→選挙に出る前に:まず一緒に生徒会をしたい人たちの名前をリスト化し、主に何をしたいのかをプレゼン作り・発表を行う
・活動予算:自分たちで確保(予算集めも活動の一環として行っている)
活動内容
・学校祭や行事ごとのお祭り、イベントの企画・運営(1年に1度、チリの伝統を守るような行事も開催)
・資金集めのための販売
・制服なしDAYなど今までにないイベントの開催を模索中
・生徒アンケートの実施、校則や施設改善の提案、学校側との対話の場づくり
特徴
・生徒会の課外活動で授業をSKIPすることもよくある。そのため、授業をすべて受けたい人は生徒会にならない傾向にある。
・「Campaña Solidaria」と呼ばれる近隣住民への支援キャンペーンを行うなど学外での活動にも力を入れている。
・この学校では卒業生との対話や家族交流イベントを行うなど、家庭や学年を巻き込んだ活動にも関与し、コミュニティ形成を支えている。

今後の展望
・この学校では一部の生徒が働き、一部の生徒が真剣に取り組んでいないという生徒会内でのイメージがある様子だった。そのため、今後は仕事の割り振りや全体管理を徹底して仕事に取り組む必要がある。
・忙しい中でも生徒会活動をし成績も優秀で歩んできた人の事例を大きくアピールし、今後生徒が意欲的に両立に励めるようサポート体制を整えていく必要がある。
編集後記
今回のインタビューでまず驚かされたのは、生徒会選挙の方式でした。この学校では、立候補する前に「誰と一緒に生徒会活動を行いたいか」を明記するところから始まります。さらに、生徒会に入って何をしたいのかを明確にし、それをプレゼンテーションという形で発表する点も、他校とは異なる特徴です。このような選挙方式は非常に有効であると感じました。自分たちの目標を深く考え、それを言語化して発信することは、目的意識を高めるだけでなく、生徒会活動へのモチベーション向上にもつながります。こうした学校独自の取り組みが広く知られ、共有されていくことは、世界の生徒自治会の発展に寄与するものと確信しております。