基本情報
・氏名:Chen Yu Hung
・出身国:台湾
・インタビュー形式:対面インタビュー
・掲載日:2025年8月31日
組織概要
・構成人数:約20人×7つの団体(立候補するにはまず学業成績が優秀であること、最低1年間はメンバーになることが条件。)
・活動予算:主に自分達で確保(学校内でものを売ることでその利益全てが予算にいく。時々学校からの援助あり。)
・投票方式:議論の後、メンバー間で投票をして決める
活動内容
・予算を集めるファンディング活動
→ファンディング活動の一つとして3/14をπパイの記念としてパイを作り、生徒たちに売るなどのパイ活動と呼ばれるものが行われた。
・地域交流(田舎の学校に訪問し、小学生と交流するなど)
・季節ごとのイベント開催
・学校行事の管理
《3月14日はパイ記念》

《地震支援の募金活動を行う台湾の生徒会》

特徴
・学校全体の代表組織として「學生會」が存在し、学校行事の企画、校則の改善提案、意見収集などを行う。ただし、活動の自由度や影響力は学校によって大きく異なる。
・小学校から高校までは、部活や生徒会活動の運営は主に先生が担い、生徒の主体性は比較的低め。
今後の展望
今回取材をしたChen Yu Hungさんの学校では、仕事量のバランスに関して、さらにコミュニケーションをとることで改善を図るべきだったということが反省点として挙げられた。また、活動予算は自分たちで確保しなければならないため、より多くの人の目を集めるような予算を集める活動をすることが求められる。
編集後記
今回の取材を通じて、生徒会活動が単なる学校内の役割にとどまらず、大学進学時の正課外活動としての強みとなること、そして仲間との協働を通じて自分の役割や関わり方を見つけていく過程があることを、改めて実感しました。
特に印象的だったのは、自分たちの生徒会活動の反省点をはっきりと示していた点です。自分たちの活動を振り返るということは次に活動する人たちをサポ―トするために必要な情報となるでしょう。
生徒会は、主体性・協調性・実行力といった力を育む貴重な場であり、そこに関わることで得られる経験は、進路や将来にも確かな意味を持つと感じました。